「多聞くん今どっち!?」
ファンミーティング♥決起会♥
イベントレポート
TVアニメ「多聞くん今どっち!?」の初イベントとなる「ファンミーティング♥決起会♥」が、6月22日に新宿ピカデリーにて開催されました。本イベントには、メインキャストの早見沙織さん(木下うたげ役)、波多野 翔さん(福原多聞役)、千葉翔也さん(坂口桜利役)、 畠中 祐さん(橘 敬人役)、天﨑滉平さん(石橋ナツキ役)、長岡龍歩(甲斐倫太郎役)が登壇。作品への思いやキャラクターの魅力を存分に語りながら、ファンとの特別な時間を楽しみました。
MCは「AnimeJapan 2025」のステージ同様、波多野さんと長岡さんが担当。全2部にわたって行われたイベントの、第1部・第2部両方の模様を余すことなくお届けします。

第1部
会場には、キャラクター名入りのうちわや各キャラクターカラーのペンライトを持ったファンが集結。その様子を見た畠中さんは「早速、推し活してくれてる!」と感激し、早見さんは「皆さん側にいたいなという気持ち」と、あくまで心はうたげ(ファン)側だとコメント。千葉さんは「たくさんの方が来てくださって、作品の力を感じる」と語り、放送前からすでに盛り上がりを見せていることに喜びを見せていました。

最初のコーナーは、自身の演じるキャラクターの「ファーストコンタクト印象」を発表しながらキャラ紹介をするというもの。
まずは、早見さんがうたげのファーストコンタクトを【顔が多い(物理)】と独特な表現で回答。「(そんな表現)聞いたことない!」と他のキャストから総ツッコミを受けつつ、「うたげちゃんはいろいろな面を持っている」と説明しました。

続いて、波多野さんが挙げた多聞のファーストコンタクトは、【本当に俺で良いんですか…!?でした!】という一言。その少し自信なさげな様子に対して、「多聞らしい!」(畠中)、「多聞くんになるべくしてなった」(早見)と称賛の声が続出しました。
桜利と同じく子役経験がある千葉さんは、ファーストコンタクトを【色々びっくり!演じている未来が…】とし、桜利には共感が多く「演じている未来が想像できた」と、親近感をにじませていました。共演者たちは、「ちばしょーも視野が広い!」(天﨑)、「気づいてない部分に気が付いて積極的に発言してくれる」(波多野)と、桜利と千葉さんの共通点に触れました。
畠中さんは敬人について【柔らかくて優しそうな!だったけど…】と語るも、これ以上はネタバレになるとして詳細は明かさず。「本質は変わらないし、包容力やリーダーの気質はもともとある」と補足し、期待をあおりました。
天﨑さんは、ナツキとの出会いについて【ファンの方から…】という前置き付きで紹介。オーディションの話が来る前に、ファンの方から「ナツキを演じてほしい」と原作コミックをプレゼントされたというエピソードを披露し、「逆にプレッシャーがあった」と振り返りました。すると「漫画はあげてなかったけれど、私も思ってた!」と、キャストの“ファンごっこ”が始まり、一時収拾がつかなくなるほどの盛り上がりを見せました。
最後に、長岡さんは倫太郎の印象を【COOL イケメン 頭よさそう 足長い 筋肉!】と列挙し、「プロテイン(倫太郎のファンネーム)います?」と会場を見渡す一幕も。紫色のペンライトを振るプロテインを見つけて喜ぶ姿が印象的でした。
次に「おいでよ!●●教 あなたの推し活は?」のコーナーへ。畠中さんの【マジでごめんなさい。ありません。ほんとごめんなさい。】という正直すぎる回答から、趣味がないという畠中さんに、他キャストが推し活をプレゼンする展開に!
【オーディション番組! 韓国アイドル!】と回答したのは天﨑さん。「俺たちもずっとオーディションしてるのに観るの?」(畠中)と言われながらも、「オーディション番組を観ていたら、初めから全員の特徴がわかった状態で、推しも決めた状態で観られる」と魅力を熱弁しました。
波多野さんは【某夢の国推し活、そして散歩活動】を紹介し、「作品を観たあとにテーマパークへ行くのもいいし、逆もアリ」と提案。散歩については「イヤホンはせず、日常の音を感じてください」と語っていました。

【ハイボールに合う最高の肴を探求すること ※ビールでも可】と回答した長岡さんですが、すでに探求し終わったとのこと。「情熱大陸を聴きながらパスタを作る」ことが最高の肴だそうで、「ニンニクを切るときはナレーションをつける」というこだわりに、キャストも観客も大爆笑していました。
千葉さんは【推し活は無いですが、某和食チェーン店を広めたいです。】と熱弁。早口でチェーン店を絶賛し、「カツオの梅挟み揚げ」をおすすめすると、早見さんも「あれ、めっちゃ美味しい!」と共感し、二人で大いに盛り上がっていました。

早見さんが推すのは、【ジェネリック聞香】。「知らない香りに出会うのが楽しい」と語るも、周りのキャストは「あの紙って買えるんだ」と、聞香に使う試香紙に興味津々。早見さんも「必要だったら、試香紙100枚セット差し上げます」と、笑顔で応えていました。

続く「師走先生これは誰!?」のコーナーでは、原作の師走ゆき先生が各キャラクターをスイーツにたとえ、そのキャラクターを当てるミニゲームに挑戦。「先生の解釈と自分の答えが違っていたらショック」と言っていたキャストですが、まさかの全員不正解という結果に! しかし、先生の解釈を考える工程は楽しかったようで、「いろいろなシリーズでやってほしい!」(畠中)、「全員外れたのも、仲よしでいい!」(天﨑)と、ポジティブなコメントが飛び交いました。
(先生の回答は、カップケーキ:ナツキ、ガトーショコラ:倫太郎、シャーベット:桜利、シュークリーム:うたげ、パフェ:多聞、パンケーキ:敬人)
トークコーナーの最後となった「うちわ絵日記」では、【発見!メンバーのこんなところ】をテーマに、イラストで本日のイベントを振り返りました。千葉さんは、リーダー(敬人)の畠中さんがみんなと円陣を組んでいる絵を披露しましたが、畠中さんから「いやいや、円陣組んでないです」とまさかの否定が。「脳内妄想!?」と驚く早見さんに、千葉さんは「本当にしていこうね♪」と笑顔で返し、周りから怖がられながらも、客席から笑いが溢れていました。

そして、F/ACEの新曲「F/ACE OFF」のミュージックビデオが、配信に先駆けて上映されると、会場からは歓声と拍手が! そして、TVアニメ「多聞くん今どっち!?」が2026年1月より放送開始されることが発表され、会場全体が歓喜に包まれました。
さらに、早見さんの「せっかくの決起会だし、ライブとか見たいですよね?」という一言で、F/ACEが「Eyes On You」を生披露! 特別なライブパートに、ファンの熱量も最高潮に達し、第1部は大きな盛り上がりのうちに幕を閉じました。
第2部
第2部は、舞台裏から響いた気合いの入った掛け声とともにスタート。第1部で千葉さんが“脳内妄想”として描いた円陣が、実際に組まれたようで、第1部の内容を知るファンからは思わず笑いがこぼれる場面も。
また、「ハッピープリティーみんなの~?(エンジェルー!)」(天崎)や、「せーの、プロテインー!」(長岡)といったコール&レスポンスが飛び交い、アイドルライブさながらの熱気に包まれたオープニングとなりました。

最初のコーナーは、キャラクターとキャストの【似ているところ、似ていないところ】を紹介。それぞれが自身との共通点や違いを語り、笑いや驚きが交差する時間となりました。
早見さんは【脳内でよく喋るところ】が、うたげと似ている部分だと回答。「ボーっと考えていたら、1時間経っている」と明かし、周囲を驚かせました。
波多野さんは、【ジメ原の考え方…】が多聞と似ていると語る一方で、【素直なところ】は似ていないと自己分析。「褒めてもらっても、本当に褒められているのかなって考えてしまう」と話すと、「そういうところが多聞のお芝居にプラスになってる気がする」(天崎)と、その演技を評価する声も!
千葉さんは、【全体のバランスを見るところ、負けず嫌いなところ】が桜利と共通していると語り、「最後までやり続けて、みんなが諦めた頃に自分だけ立っていればいい」と熱弁。「戦闘民族みたい」(畠中)というツッコミが入り、会場からは笑いが起きていました。
敬人と同じく【おにぎりが大好き】な畠中さん。似ていない部分として【リーダー気質はありません】を挙げると、千葉さんが「こう見えて後輩に慕われてる」とフォロー。「こう見えては余計だぞ!(笑)」と、畠中さんも笑いで返していました。
天﨑さんはナツキと似ているところを【可愛いと・こ・ろ☆】と堂々と発表したものの、「なんでこんなこと(事前アンケートに)書いたんだろうね」と一瞬我に返る様子も。「車のキーをポンっと置くところがカッコいい」(波多野)、「ノールックで置くときもある」(長岡)といったキャストからのギャップ話には、照れ笑いを浮かべていました。
長岡さんは、【緊張すると言葉数が減ってしまうところ】が倫太郎と共通していると回答。この日のイベントでも緊張していたそうですが、第1部で話した“情熱大陸ごっこ”が好評だったため、「一回みんなと情熱大陸選手権をやってみたい!」と笑顔で語りました。
次のコーナー「わたしの“ジメ原”ポイント」では、キャストたちの意外な一面にスポットが当たりました。【嬉しいときや悲しいときの顔を撮る】(千葉)、【AIチャットサービスで会話する楽しさを覚えて沼です】(早見さん)など、次々と明かされるユニークなエピソードに、観客からは驚きや笑いの声が上がっていました。
そんな中、【裏はわがままで負けず嫌い】と自己開示する波多野さん。「ほしいものはほしいし、負けたくないものは負けたくない。昔はガキ大将だった」と振り返ると、早見さんが「ガキ大将だったとしてもいいんです! だって、どんな多聞くんだって、私たちは愛するって決めてるから!」と、ファンの鑑のような情熱的な宣言をし、会場からは大きな拍手が沸き起こりました。
第2部の「師走先生これは誰!?」のお題は、家電。第1部の経験を踏まえ、キャストたちは先生の傾向をしっかり分析したようで、波多野さん、千葉さん、天﨑さんの3名が見事正解! 不正解だったキャストも、「キャラの解像度が上がる!」(長岡)と、先生の深いキャラ解釈に感動している様子が印象的でした。
(先生の回答は、エアコン:多聞、スマートフォン:ナツキ、掃除機:倫太郎、電気ケトル:桜利、電子レンジ:うたげ、冷蔵庫:敬人)
続いて、「うちわ絵日記」のテーマは【野望!今後こんなことしたいな~】。天﨑さん、波多野さん、早見さんがF/ACEのライブシーンを描き、それぞれの野望を力強く表明。「世界で多聞旋風を起こす!」(天﨑)、「F/ACEでドームライブ!」(波多野)と、スケールの大きな目標に、客席からどよめきと歓声が広がりました。

イベントもいよいよ終盤。「F/ACE OFF」のミュージックビデオ上映に続き、F/ACEによるライブパフォーマンスが行われ、会場のボルテージは一気に最高潮へ。歓声とペンライトの光に包まれる中、夢のような時間が過ぎていきました。
最後はキャスト一人ひとりが、熱い思いを言葉に込めてファンへメッセージを贈りました。2026年1月からのTVアニメ放送がますます待ち遠しくなるような、期待と熱気にあふれたイベントとなりました。
長岡「プロテインー! 人前でライブをやらせていただいたのは今日が人生で初めてでした。お客様が温かく観てくださったので、ジーンときました!」
天﨑「皆さんの持っている熱量が伝わってきて、ライブ中も皆さんの顔を自然と見たくなりました。さらにナツキに近づいて、いい作品づくりができるように頑張りたいです」
畠中「純粋にみんなで歌えたのが楽しかったです。みなさんにほっかほかのアニメ本編を届けるのがすごく楽しみですし、放送までみんなも温めてくれたらうれしいです」
千葉「キャラクターのいろいろな側面が出てくる作品で、アニメも形だけでなく、内面から大事に大事に作っています。ぜひ放送を楽しみにしていてください」
波多野「すっごく楽しかったです! この気持ちの高まりをアフレコ現場に持っていって、皆さんが笑顔になれる作品をお届けできるように頑張っていきます!」
早見「放送が1月なのでここから半年、布教タイムになりました! 推しを持つすべての人の心に刺さる作品です。ぜひいっぱい広めていきましょう!」
